スーパーナット
・通常パンチホルダーは、ナットにより締結しますが、大型機の場合は2mのトルクレンチで緩めたり締めたりの重労働となります。また、パンチホルダーABの厚みに少しでも誤差があれば、Fig.1のように不完全締結となります。
・さらに、重労働を嫌ってナットAを緩めずに調整ねじCを効かせた結果、ボルトBがこじれて芯狂いが生じるといったことが実際によくあります。(Fig.2)
スーパーナット01
上記のような問題を解決するために、サカムラではスーパーナットを開発しています。
・Fig.3のAパンチの芯調整をするときは、abcdのボルトを少し緩めておき、調整ねじでパンチケースの左右の位置を決めます。パンチ位置が決まったら、再度ボルトをしめるだけ。通常の、60分の1ほどのトルクで締結が行えます。
・また、大型機になるとスーパーナットの締結も重労働となるので、油圧式のスーパーナットも多数ご採用いただいております。
スーパーナット02
相談事例: